2017年4月30日 復活節第３主日礼拝
「 福音宣教の土台 」 マタイによる福音書２８章１６〜２０節
毎週、主の日の礼拝を守り、祈りつつ、主なる神の御心に適う歩みをなしていこうとするクリスチャンであるわたしたちにとって、神の教会は、聖霊において、父なる神と御子イエス・キリストが、いつもいてくださっているところである。
復活の主は、み霊において、全世界の教会にいてくださっていて、天においても、地においても、一切の権能を与えられている主が、全世界にみ言を宣べ伝えよと命じられた。
弟子たちは、心を一つにして、福音宣教の歩みをなしたので、今なお福音は全世界に宣べ伝えられていて、我が国においても、例外ではない。今までも、今も、そしてこれからも、生きて働いてくださる主イエス・キリストを信じて生きていくことのできるわたしたちは、なんと幸せ者であろうか。地の果てまで福音を伝え、福音の証人として生きよと、主が命じておられるので、教会は、神の御業とご栄光の証人として、今なお歩み続けている。
その教会が地上に誕生したのが、聖霊降臨の御業＝ペンテコステの喜びであり、これこそが、キリスト教信仰の根源であり、福音宣教の土台であると言える。
わたしたちが、キリストの弟子でないならば、わたしたちは、サタンの奴隷になっていたに違いない。幸いにも、教会に導かれて、十字架の贖いによって生かされているわたしたちは、その喜びを世に伝えていくべきである。わたしたちの思いを、言葉を、み霊をもって、主イエスが導いていてくださっている。
キリスト・イエスを信じて生きていくとき、語るべき時には語り、そうでないときには沈黙を守ることを、主ご自身が教え導いてくださる。