日本ではワクチン接種が進み、ようやく感染拡大も抑えられてきたと思っていましたら、また新たに第６波への不安が高まってきました。コロナ禍がこんなに長引くとは思っていませんでした。しかも、まだ出口は見えてきません。感染防止対策、ワクチン接種、治療薬と進んではきていますが、何が正しいのか未だに不透明です。自分のこと、周りの人のこと、社会的なことを考えながら、手探りで進んで行くしかありません。学校、職場をはじめとして、日常生活のいろいろな場面で様式が変わりました。人との交わりも変わりました。教会では礼拝の形態も変わりましたが、大阪西教会では礼拝を一日も欠かすことなく守れたことは感謝です。礼拝すらできなくなった教会もたくさんあります。そんな中で一つだけ変わらないことが、神様と私との関係だとつくづく感じました。正確に言えば、神様から私達への関係です。私の方からは不安になったり、不満に思ったり日々気持ちは変わるのですが、私や周りがどのような状況にあっても、神様から私達に繋がれた関係は変わることはありません。長い歴史の中で災害や戦争などの苦難の中で、あるいは逆に繁栄や豊穣などの豊かさの中でも、変わることのない神様と私達の関係にあらためて思いをはせることができました。

今年もあらたにクリスマスを迎えます。

主のご降誕を祝い、再臨を待ち望む礼拝を今年も守ることが出来ますことを心から感謝いたします。昨年はネット配信のみとなった燭火礼拝も今年は教会で行われる予定です。同じ時間に同じ場所に集まり同じ空気で息をして、御言葉に聞き、祈り、讃美することの大切さもこのコロナ禍で実感しました。コロナ禍以前の元の状態に戻ることを願うのではなく、これを越えたところに教会の新しい歩みがあることを信じて、喜びに満ちたクリスマスを迎えたいと思います。